1月29日(水)5年生が防災・減災学習としてサバイバル飯を作ることに挑戦しました。講師は,仙台市地域防災リーダー(SBL)の伊藤啓子さんです。毎年,学校の防災学習に携わっていただいています。コンパス住吉台の方も御協力くださいました。
事前に,子どもたちは,米の入ったアイラップに100CCの水を入れて1時間ほど給水させました。そしていよいよサバイバル飯作りが行われました。大きめの鍋に水を入れ,アイラップに入れた米を投入します。そこから,中火で10分,5分沸騰,5分弱火,蒸らし5分でご飯が炊けるとのことです。25分で米が炊けるとはずいぶん速いものです。
米が炊けるまでの間,伊藤さんは,災害に遭ったときのことについてお話くださいました。ふだんからの備えとして防災グッズを入れたリュックを用意しておくとよいとのお話でした。中には,着替え,タオル,ポンチョ,ティッシュペーパー,消臭袋,カイロ,マスク,牛乳パック,ラップ,レジ袋,スマホライトなどを入れておくとよいとのことでした。牛乳パックはけがをしたときに固定するのに便利なこと,レジ袋は両脇にはさみを入れると三角巾になること,スマホライトを水を入れたペットボトルの下に置くとランタンになること,ラップは包帯の代わりになったり,食器にかぶせて洗わずに使えるようにできることなど工夫することで,いろいろなものに役立てることができることをお話くださいました。
そうしているうちに,ご飯が炊き上がりました。アイラップごと器に入れて,上の部分を切ることで器を汚さずに食べることができます。ごま塩を用意してもらったので,子どもたちはそれをご飯にかけて食べました。私も試食させてもらいましたが,しっかり炊けていてとてもおいしかったです。子どもたちも大変おいしそうに食べていました。
災害に遭っても,知恵と工夫で対応することの大切さを体験を通して学ぶことができました。ありがとうございました。