3年 初めての毛筆

 6月27日(木) ,7月3日(水)に3年生の毛筆教室がありました。毛筆は3年生で初めて学習します。講師は,住吉台で書道教室を開いていらっしゃる特別非常勤講師の仲川先生です。昨年度までは,書き初めの時期に教えていただいていましたが,今年度は,毛筆学習の最初に専門家の仲川先生から道具の扱い方や筆遣いについて教えていただきたいとお願いをしたところ,快諾していただいたのです。

 1回目の授業では,仲川先生は,習字セットの道具の扱い方や書く姿勢について教えてくださいました。それから,硯に水を垂らして墨を擦る仕方も教えてくださいました。20回~30回擦って墨汁にすることができました。きれいな文字を書くためには,「ふでを立てる」ことと「ひじを上げる」ことが大切だと教えてくださいました。子供たちは筆に墨をつけ,筆を立てながら手首を固定してひじを使って丸を描く練習を行いました。子供たちは,とても真剣に取り組んでいて教えられたとおりに書くことができていました。最後に,家庭で行う筆の洗い方と片付け方について教えてくださいました。

 2回目の授業の時,筆が固まってしまった子はいませんでした。仲川先生に教えられたとおりに筆を丁寧に洗い陰干してきたことがよく分かりました。この日は,初めて毛筆で文字を書きます。そのために横画と縦画の線の書き方を学びました。筆を斜め左から入筆することやしっかり止めることを丁寧に教えてくださいました。子供たちは「ふでを立てる」ことと「ひじを上げる」ことをしっかりと行ったので,初めてとは思えないほどきれいな文字を書ける子が多くいました。最後に「三」と「土」を丁寧に書くことができました。

 仲川先生は,とても丁寧に親切に教えてくださったので,子供たちは集中して学習することができました。これからも毛筆の学習に意欲的に取り組むことと思います。書き初めの時期にまたお世話になります。大変ありがとうございました。