7月16日(火),2年生が地域の民話を聞く学習を行いました。国語の「言いつたえられているお話を知ろう」の単元にかかわる学習です。講師は,住吉台小学校開校の時に母体校である根白石小学校から,子供たちと一緒に異動してこられた加藤恵子先生です。加藤先生は当時から地域の民話への造詣が深く,現在も民話の語り部として活躍されている方です。
加藤先生は,2年生に「はのないはなし」「さるとびっき」「大国主神の話(古事記)」「七つ森」「おしまい」と5つの民話を話してくださいました。「さるとびっき」は版画絵巻の物語で,さるのお尻とほっぺが何で赤くなったのか,言い伝えられたお話でした。コンパス住吉台スーパーバイザーの佐藤さんが版画絵巻をお話に合わせながら見せてくれました。加藤先生は,どのお話もすべて覚えていらっしゃって,身振り手振りを交えながら語ってくださいます。子供たちは,身を乗り出して版画を見ながら先生のお話をじっくり聞いていました。
「七つ森」は,宮城県黒川郡大和町にある7つの山の総称です。山々が,狭い範囲に集まっていて,住吉台小学校からも泉ヶ岳に連なった山々として見ることができます。加藤先生は,この七つ森の生い立ちを語る朝比奈三郎についての民話を子供たちに絵本を見せながら語ってくださいました。大きくなった三郎が「たんがら」を使って土を運ぶことで七つ森ができたというお話でした。
身近な地域にかかわるお話やしゃれを効かせたお話を語り部として語ってくださったことは,子供たちにとって得がたい経験となりました。ありがとうございました。