6年 「先輩に学ぶ」内藤以貫のお話

 10月23日(水)6年生は,「先輩に学ぶ」で地域の偉人である内藤以貫についてのお話を聞きました。講師は,内藤以貫の墓管理保存会の皆さんです。内藤以貫の墓は,住吉台東5丁目公園から,セブンイレブンの方に下っていく道の途中にあり,泉区の史跡となっています。管理保存会の方々は,結成してから20年間,この墓を守ってきたということです。

 内藤以貫とはどんな人なのか,管理保存会の方々は子供たちに作成した資料を配り,テレビでプレゼンをしながら教えてくださいました。

 内藤以貫は,江戸時代初期の方で,伊達家2代藩主から4代藩主のまで仕えた儒学者だそうです。今の山口県萩市で生まれ,25才の頃,江戸で林羅山の元で儒学を学んでいました。伊達家2代藩主の仏教の先生だった以貫と同郷の和尚が,藩主に紹介したことから,伊達家に使えることになったのだそうです。

 内藤以貫は,儒学だけでなく,剣と書の達人でもあり,藩主の家庭教師や相談役として仕えていたとのことです。また,藩がお取りつぶしの危機に遭った「伊達騒動」のとき,それを乗り切ったのは,多くの弟子たちの力が合ったからだと言われているそうです。

 管理保存会の方々は,内藤以貫が遠路はるばる伊達藩に仕えて活躍したことにちなんで,「遠方ふるさと認定書」を作成しています。お話の最後に,住吉台から保護者の出身地(ふるさと)が遠方にある3名の児童に認定書が渡されました。

 10月26日(土)には,供養祭が行われます。東5丁目公園に集合し,墓までの道を清掃し,供養をします。中学生と小学生がボランティアとして参加できるということです。

 地域の偉人について詳しく教えていただきありがとうございました