6年 マジシャン大泉さんのお話

 10月8日(火)6年生は,「先輩に学ぶ」の授業を受けました。講師は,住吉台小学校を卒業して,現在マジシャンとして活躍している大泉さんです。

 大泉さんがマジシャンを目指したきっかけは,大学4年生の時に児童養護施設で実習したときに,子供たちにマジックを披露してすごく喜んでもらえたことだったそうです。

 その後,大学の職員として就職しましたが,マジックを見せてほしいといろいろなところから声がかかるようになって,マジシャンになることが少しずつ夢になっていったそうです。その夢が大きくなって,家族や上司の方に「仕事を辞めてマジシャンになりたい。」と相談したそうですが,周囲の皆から「マジックで生活していけるわけがない。趣味で続ければいいじゃないか。」と反対されたそうです。

 それでも夢を諦めることはなく,ついに職場に辞表を出して,マジシャンとして生きることを決意したとのことでした。何のつてもない中,路上で見せることから始めて,今では,ほぼ1年中全国を回ってマジックを見せることができるようになり,マジックだけで十分暮らしていけるようになったとのことでした。

 お話の後に,子供たちを目の前に集めてマジックを見せてくださいました。トランプを使ったマジックでは,子供にサインを書いてもらったトランプを間違いなくトランプの中間に入れたのに,指を鳴らすと同時に一番上になっていたり,心でトランプを想像したものを当てたり,子供の手のひらに持たせたトランプが一瞬のうちにプラスチックのカードに変化したりしました。子供たちはあまりの不思議さに大きな歓声とともに拍手が沸き起こりました。

 コインロールも見せてくださいました。コインロールとは,指の上に置いたコインを転がしながら移動させるテクニックで,手の周りを何周できるか競うものです。ギネスブックに載っている世界記録は,1分間に64回だそうです。大泉さんは,非公認とはいえ,63回まで回したことがあるのだそうです。何度も何度も落とし続けて,ついにそこまで到達したとのことでした。

 大泉さんのお話の中で,「世界記録保持者は,多分一番コインを落とすほど練習したと思う。僕は,それ以上にコインを落としたときに新記録を出せると思う。」とおっしゃっていたことが印象に残りました。また,「自分はマジックの失敗や仕事の失敗をたくさんしてきたけど,でも失敗したとは思ってないんです。うまくいかなかったことを見付けたんだと考えるようにしています。次にどう生かせばよいか,寝る前に反省しています。」ともおっしゃっていました。

 夢を実現するためには,絶対できると諦めずに挑戦し続けることと,失敗してもネガティブにならず,次に生かそうとポジティブに考えていくことが大切だと教えてくださいました。貴重なお話とすばらしいマジックで,あっという間の80分でした。ありがとうございました。