4年 命の授業

 12月10日(火)に、4年生の学年PTA行事で「命の授業」が行われました。講師は、メリーレディースクリニックの助産師 小野寺先生です。保護者の方も30名近くの方が参加されていました。

 小野寺先生は、「命の最初の大きさはどれくらいでしょう。」と問いかけました。正解は0.1mmだと聞いて、子供たちはとても驚いていました。命が生まれる場所が子宮であることやお父さんの精子とお母さんの卵子が出会って受精卵になり、それが命の誕生であることを教えてくださいました。

 それから、お母さんの子宮の中で赤ちゃんが育っていく様子をスライドをテレビに映しながら、丁寧に教えてくださいました。赤ちゃんは、羊水で守られていることや胎盤からへその緒で赤ちゃんとつながっていて栄養や酸素が送られていること、お母さんのおなかの中にいても話し声も聞こえていること、母乳を飲んだり、ものを見たりする練習をすることなど、40週間どのように成長するかをとても分かりやすく教えてくださいました。

 小野寺先生は、赤ちゃんの人形と骨盤の模型を用意してくださり、赤ちゃんは、骨盤の骨の間から命の道を通って誕生するために、体を回転させたり、頭の骨をずらしたりして、お母さんと一緒に協力して生まれてくることを教えてくださいました。

 最後に、小野寺さんの病院で赤ちゃんが生まれる様子のビデオを見せてくださいました。授業で見せてもいいですよと許可をもらったものだそうです。お母さんが、痛みに耐えながら赤ちゃんを産むために頑張っている様子や生まれた後にお母さんだけでなく、家族の皆がとても喜んでいる様子が映されたものでした。

 小野寺先生は「皆の誕生は、家族や周りの人に笑顔と幸せをたくさん運んでくれたんですよ。そして、皆さん自身もうんと頑張って生まれてきてくれたんだよね。みんな生まれてきてくれて本当にありがとう。」とおっしゃてくださいました。

 授業後に子供たちは、感想を書きました。皆たくさん書いていたので、それぞれの一部分を紹介します。「女の人にはみんな子宮があるんだなと思いました。赤ちゃんがおなかの中にいるとき1週間でどんどん成長するのがすごいなと思いました。」「お母さんが私を産んでくれてうれしかったです。」「生んだ後にお母さんが笑顔だったり泣いていたりしたので、子供が生まれることは幸せを配っていてすごいなと思いました。」「自分が新しい命を作ることになったら、気持ちを分かってあげられるように一生懸命に子育てを頑張りたいと思いました。つらさもうれしさも感じることができました。」「命の授業を受けて、命は大切にしないといけないと思いました。」などといったものがありました。

 命の尊さを教えてくださりありがとうございました。