11月26日(火) けやき学級と6年生は,漫画家じんのあいさんと交流しました。
けやき学級では,年賀状づくりに取り組みました。テーマは「雪」です。あいさんが,子供たちに「雪」で思いつくものを聞くと,子供たちから「雪うさぎ」「雪だるま」「そり滑り」「富士山」などが出されました。そして,自分が思いつく「雪」に関する絵を組み合わせて年賀状づくりを行いました。あいさんは,雪の結晶の描き方を教えてくださいました。自分の年賀状にも雪の結晶を描こうと挑戦する子供も多くいました。あいさんは,子供たちが描いた絵のすばらしいところを一つ一つ丁寧に褒めながら,みんなと温かい交流をしてくださいました。
次は,6年生との「先輩に学ぶ」の授業です。じんのあいさんは,住吉台小学校の先輩で,漫画家です。東日本大震災の被災地で生きる人々を描いた「星の輝き・月の影」などの作品を発刊しています。
はじめに,あいさんは,子供の頃からイラストを描いたり新聞を作ったりすることが大好きだったとのことで,その頃に描いたものを子供たちに見せながら,自己紹介をしてくださいました。
次に全員に紙を配り,「5分間で「空腹」と「満腹」を左右に分けて描いてみましょう。」とおっしゃいました。5分間で描くのはなかなか難しかったようです。それからあいさんは,全員の作品をテレビに映し,一人一人の描き方,発見の仕方のよいところを褒めながら紹介しました。
最後にあいさんは,「5分間で描くのは難しかったですよね。描いてみて描けないのは,普段から,描いていないからなんです。」とおっしゃっていました。さらに,「インターネットやゲームなど楽しいものがあるからぜひそれをやってほしいです。でも,それだけでは情報を受けるだけなので,自分の考えを持たずに周りに流されてしまう人になってしまいます。だから,これから中学生になる皆さんには,絵でも言葉でもいいから,自分の目で見て,自分の手で描いて,自分のものにしていくことが大事です。」ということもおっしゃっていました。
様々な情報があふれる時代だからこそ,普段からよく観察する目を持ち,自分の考えをしっかり持って様々な困難を切り開いていくことが大切だと教えてくださいました。貴重なお話をいただきありがとうございました。