先輩に学ぶ 「卒業を祝う餅つき会」のお話

 1月17日(金)6年生は,「先輩に学ぶ」の学習で,「卒業を祝う餅つき会」が行われている由来についてお話を聞きました。講師は,子ども教室「住吉だいっ子」の代表反田恵美子さんです。「住吉だいっ子」は,毎週水曜日の「わくわくタイム」や毎週月曜日の「本の読み聞かせ」「住吉だい鼓」更に親子行事の「チャレンジ・THE・住吉台」などを行っていて,子どもたちととても深く関わっています。

 反田さんは,地域の方々と子どもたちがかかわれるの居場所を作る活動を20年以上もしていること,中学生が少々荒れていた時期に太鼓を取り入れたら,中学生が意欲的に取り組んで,解決の糸口になると思って太鼓の団体を立ち上げたこと,地域の方と子どもたちがかかわるきっかけになると思って読み聞かせを始めたこと などのお話をされました。

 そして卒業を祝う餅つき会ですが,これはなんと開校当時から欠かさず続けていて,今年度は36回目だとのことです。初年度の「6年生を送る会」の時にPTAが一緒に餅つきをしたことが始まりだということです。開校当時は,家もまだ少なく,周りは田園風景が広がっていたとのことです。地域の方々の協力を得て餅つきを体験させる機会を作っていきたいと考えたそうです。

 反田さんは,「でも,配っているのはお餅じゃないんです。地域の心,皆を応援する心を配っているのです。」とおっしゃっていました。

 子どもたちは,地域のあたたかい心に支えられていることを改めて感じていたようでした。貴重なお話をいただきありがとうございました。